感情を拠り所として判断している人々について。
私にとっては会話がスムーズなのは、
社外の人では、会計監査人や顧問税理士。
社内の人では、システム部門や事務処理部門など。
判断の拠り所となる基準(法律、会計基準など)が明確であったり、技術的な合理性に支えられている部門の人々であることが共通しています。
それゆえ、こういう投げかけとすれば、どういう反応が返ってくるか予想しやすいからです。
しかし、社内政治で人間関係の根回しなどを得意としているような人物の類型とは、会話が成り立ちにくいと感じております。
経済合理性とか、明文化された判断の基準がなく、反応の根拠が、面子とか貸し借りとか。
「俺の顔を立てろ」
「奴には貸しがある」
そういう不明確で情緒的で、ウェットな感情が根拠になっているか、反応が予想しづらく、思わぬ反対を受けたりも。
いえ、実際には論理的な根拠をもって判断の拠り所としているような人々は少数でしょう。
正しいか、正しくないかでは無く、好きか、嫌い。
最初に挙げたような専門家でも、感情を拠り所として判断している方々も多い。
そういう私自身も、得意な人物類型と苦手な類型を、感情で切り分けしているようです。