社畜にならないか。
日本社会は均質であると言われますが、実はその内部に深刻な分裂を抱えているのではないかと感じています。
大上段な社会評論をしようと言うのではなく、ミクロなお話を。
企業の正社員の地位を掴んでも、彼らの全体最優先で「私」を滅却する社畜的思考様式に耐えられない・・という声も聞こえます。
社畜たちは、若者にも「仲間になれ」ということで圧力をかけてきます。
「仲間になれ!」
ここで同調して彼らの思考様式に染まってしまえば、後は楽チンです。
「私」は消滅しますが、社畜たちは仲間であるあなたを共同体に迎え入れ庇護してくれるでしょう。
ただ、問題はこの共同体の庇護力というものは過去とは比較にならないくらい弱くなっており、すぐに放り出されたり、外部からの圧力で社畜共同体それ自体が破壊されてしまうことも。
社畜自身もそれに気付いているのではないでしょうか。
だからこそ、ごく少数の仲間になろうとしない方を異分子として激しく攻撃したりするのではないかと。
不安ゆえに、異分子を叩く。そう推測しております。
あなたは、ほんの束の間の同調を求めて社畜共同体にはいりますか?
それとも・・(未来は誰にもわかりません
- 作者: 藤本篤志
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