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「会計入門」の一歩先を学ぶために。(その1)

昨夜、また「会計を学べる入門書」について話題が出ておりました。

このブログにも検索サイト経由で探しに来てもらっているようです。

会計といいましても、

「財務諸表(決算)を作る」
「その財務諸表が適正か監査する」
「その財務諸表を読んで投資できるか分析する」

といういろいろな分野があります。
数字を作る、という分野にも、外部(投資家や債権者)向けの財務会計と内部(各経営管理層)向けの管理会計に分かれており、さらに監査や分析でもそれぞれの専門に分かれていることと思います。

私は「作る」サイドにいるわけですが、その他のサイドから、会計にかかわる方々の目線でのお話に触れることで「そういう風に見るのか!」という刺激を受けております。

最近はTwitterの会計界隈も少し、人が減りまして、さびしい限りです。

会計の役割はこれからますます重要になると思いますので、会計の知識が専門外の方にも少しづつでも広がるといいな、と。

さて、会計の入門書で、やや「専門寄りの本」を教えて欲しいとのご希望ですので、まずはこちらをお勧めいたします。

新・現代会計入門

新・現代会計入門

昨年発表されました「伊藤レポート」でまた有名になりました伊藤邦雄氏の「新・現代会計入門」です。
本書は、財務諸表を「作成する」方だけに向けられた会計入門書では無く、学生や経理財務部門以外の方にも読めるように書かれております。

改訂を繰り返す度に本書は分厚くなり、全部で700頁以上もありますが、会計理論だけが書かれているわけではありません。
フィールドスタディとして実在の企業の生のデータ、今日的な話題も記述されておりますので、難解な理論だけで投げ出してしまうことなく興味を持って読めるのではないかと思います。

また、退屈と思われている複式簿記の技術につきましては本文には組み入れられず、コラムにまとめられているなど、いろいろ「挫折」を防ぐ工夫もなされています。

経済産業省の「伊藤レポート」はこちら。www.meti.go.jp


続きます(財務会計「作る」編、管理会計編の予定)。

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