すらすら日記。

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同質性の高い日本社会っていうのは幻想だったの?というお話。

しばらく前までは、日本社会は諸外国に比べると同質性・均質性が高いという社会通念が共有されていたように思います。

しかし、SNSを利用するようになって、自分が属しているごく狭いコミュニティからほんの少し外れた場所では、まったく異なる価値観と思考様式を持った人々がたくさん実在することを知りました。
時折、その異なる人々とネット上で交錯する度、驚きをもってそれらの方々を眺めていたりも。

ただ、その交錯する方々というのは、何かかしら自分の属しているコミュニティに隣接していたり、自分の興味のある話題に関心があったりするからこそ、視界に入ってくるんだ、ということにも。

自分とその異なる人々とが、社会の中で占めているスペースが、少しだけ重なり合っているか、くっついているということですね。

推測するに、社会の中でもまったく職業や価値観、趣味嗜好が異なり、遠く離れた人々とは、いくらSNSが発達し、物理的な障壁がなくなったとしても、決して交錯することはないのではないかと。

そうすると、最初に述べた日本社会の同質性・均質性という社会通念は、互いに没交渉で連絡する術が無いからこそ抱けた、単なる幻想だったのかもしれないなとも。

「近年、格差が広がって社会の分断が起きている」という声も聞こえますが、ひょっとすると、それは昔からであって、本質的に人々はそれぞれ異なるのでは。

時々視界に入ってくるSNS上で不毛な議論、というか議論以前の悪罵の応酬も見つつ、そんなことも考えています。



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