カモネギにならないように、家族で「お金の話」をしよう。
いまだに、家族同士でお金の話をしないという家庭もあるのかもしれません。
給与は銀行口座に毎月、自動的に振り込まれ、父母が働いていること、収入との結びつきが子どもたちにはよくわからないことも。
毎月の給与、夏冬の賞与がどのくらいの金額なのか、年間ではどのくらい収入があるのか。
そして、所得水準が世間と比べてどのくらいの位置づけなのか。
また、自宅や自家用車を購入・維持するためにどのくらいの住宅ローン・自動車ローンを借りていて、後、何年でどのくらい返済が残っていること。
貯蓄や投資がどのくらいあって、どのように運用しているのか。
年金や保険にはどういうものに加入しているのか。
我が家では、これらはぜんぶ、子どもたちにいっさい、隠し立てすることなく、全部、話しています。
平均株価や為替のニュースが出れば、それにはどういう意味があるのか。
株式会社というのはどういう仕組みなのか。
国や会社には年金・健康保険のどのような仕組みがあり、民間の保険はそれをどう補うという意味があるのか。
お金や金融取引に関することは、「よくわからない」「家庭内で触れるべきことではない」ということもまだまだ、あるようです。
子どもたちに話しても、もちろん一度で理解できるとは思えません。
このような知識は、残念ながら学校教育ではほとんど教えられないし、教員たちが正しく理解して教える、というのは期待薄です。
これらの「お金の話」は、それを知らないことで無知や不安につけ込もうとする手数料目当ての金融機関、詐欺まがい人々、いや本物の詐欺師のカモになってしまうことがあります。
家族が彼らのカモネギにならないように。
家族で、お金の話をしましょう。
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