すらすら日記。

すらすら☆

「好きなことで生きていく」を支える人々について。

社会は、どんどん変化しているようです。

人口減少による日本の国力の衰退とか、AIによって仕事がなくなるとか。

「今までのままでは無理だ」、というのは誰しも感じているようです。

そのため、何か新しいこと始めようと呼びかける方々も目立っております。

会社に頼ることはない、スマートフォンでなんでもできる、好きなことで生きていけばいい、と。

私もそういう言説を書いた本を読んだりしました。

なるほど、書いてあることはもっともです。

しかし、何やら違和感も。

新しく変化しよう、と呼びかける人々は、今の社会に当たり前に存在している安定した電力の供給、蛇口をひねれば清潔な水がでる、スマートフォンの通信の確保、定刻通り運行される交通機関

変わろう、と呼びかけている場合でも、これらの基礎的な社会インフラの維持・整備は、「好きなことで生きていく」人とは別に、何も変化せずに安定して確保されていることが前提になっている。

その前提、明確に書かれていなくても、顔が見えない「誰か」がきちんと無言でやってくれている。

変わる人は、それに乗ればいいだけだ。

そういう暗黙の了解があるような気もしました。

いえ、社会インフラといえども、変わっていくはずなのに。

何か、他者と環境は固定されていて、自分だけが上手く波に乗っていけるのだ。

そんなに都合の良い話があるのでしょうか。

変わるのは、支えている人々も含めて変わっていくのではないでしょうか。


そんなことも、考えております。


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