銀行の財務報告を読む。（その３）

書けるうちにどんどん行きます。
実は銀行の損益計算書は二種類あるのです（えっ

経常収益→経常利益→当期純利益と続くのが、銀行施行規則別表の法定様式で定められたもので、有価証券報告書の経理の状況にはこちらが載ります。

（PDF注意）23年3月期滋賀銀行有価証券報告書

単体の方がわかり易いので、単体で。120頁の損益計算書が法定様式です。
それに対し、18頁に「損益の概要」というものもあります。
ぜんぜん、様式が異なるように見えますが、経常利益から下はまったく同じ数字です。
しかし、後者「損益の概要」には「業務粗利益」「業務純益」という馴染みの無い科目が。
これこそ、銀行業で「売上総利益」「営業利益」に当たるものになります。

業務粗利益＝資金利益＋役務取引等利益＋その業務利益
業務純益＝業務粗利益−経費
業務純益＝業務収益−業務費用
業務収益＝経常利益−臨時収益
業務費用＝経常費用−臨時費用・・・・

「きみたち銀行はいつもそうだ。わけがわからないよ」

はい、これじゃ意味がわかりませんねｗ
業務純益は、「銀行本来の収益力を表す指標」として平成に入ってから登場しました。
自分で書いていて嫌になってきたので、詳しい解説は全銀協ホームページに譲ります（手抜きｗ

このペースだと終わりそうにない気がしてきたので、「ここが聞きたい！」というリクエストをお寄せください。

魔法少女まどか☆マギカ キュゥべぇ PLUSH

クリスマスプレゼントはこれにするか・・ｗ