正しい理屈は、無力かもしれないれど。
正しい理屈で論理的に議論をすれば他者を説得できる、
というのはとても大きな勘違いではないか。
最近、そう感じています。
トヨタなど、輸出がメインである大企業が
消費税法の輸出免税の仕組みにより
巨額の税金還付を受けている!けしからん!!と
「輸出戻し税」なる概念で非難している方々を見るに。
EC型付加価値税の前段階税額控除の仕組みだとか、
内国消費税の国境調整だとか、
消費地課税主義だとか。
そもそも自社で払ったものが戻ってきているだけで
損も得もしていないとか。
このような技術的・学問的ロジックは
「現金を還付されている」という単純な事実の前には
まったく無力ではないかと。
少し消費税の仕組みを知れば、
こんなデタラメなことは言わないはずなのに・・
とも思いつつ。
見たくない方、
考えたくない方には、
届きはしないのかなあ、とも。
それでも、私は世界の秘密を少しでも知りたいです。
生きているからね。