怒る前に、意味を教えたい。
社内の同質性が比較的高いとされる日本の伝統的大企業でも、様々な性格や考え方をもった方々がいるものです。
正社員であっても、定期的な人事異動がありますので、その部署に在籍している期間も様々ですし、異動してくる前のキャリアもいろいろです。
営業一筋の方で人当たりは良くても、細かい事務は苦手な方。
ずっとシステムを相手にして来て、人間とコミュニケーションを図るのが得手では無い方。
そんないろいろな方々に同じ仕事を依頼しても、同レベルの成果物があがってくるとは限りません。
中には、とうてい許容できる精度ではないものも。
「なんでこんなこともわからないんだ!」と怒りをぶつけるのは、ある意味簡単です。
私も昔はよくブチ切れしていました。
いや、今でもあまりに酷いと怒っちゃいますね。生身のにんげんですから。
でも、怒られた方は、なぜ怒られたのか意味を理解できないのではないかと。
知識が不足しているから、依頼の意味がわからない。
よって、精度の高い仕事ができないのであって、
意味がわかっていればそれなりの水準になるはずです。
怒りたくなる気持ちを押さえて、まずは仕事の意味をゆっくり説明していこうと思います。
自分でやった方が早いとか、あいつはどうせダメってあきらめたら、そこで終りですから。