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すらすら日記。

すらすら☆

年末年始に読みたい「基本書」おすすめ5冊。

とある方が、時間がある正月休みはいわゆるビジネス書じゃなくて「基本書」をじっくり読むのがいいですよ、とお勧めされていたので、じゃあどんな基本書がいいかな・・と考えてみることに。

私がわかるのは会計・税法・経済学くらいしかありませんが、5冊選んでみました。
基本書はあまり電子化されておりませんが、今頼めば29日頃には着くでしょうし、間に合うのではないかと。*1

財務会計
いつも神戸大学の桜井先生の「財務会計講義」を勧めているのですが、同書はかなり簡潔で、まったく基礎知識がないとつらい(行間を読む能力が求められる)ので、広瀬先生の「財務会計」を挙げておきます。

財務会計(第13版)

財務会計(第13版)

桜井「財務会計講義」が500ページ弱なのに対し、広瀬「財務会計」は900ページ弱と約2倍ボリュームがあります。

また、財務会計理論のみならず、各取引の仕訳についてもしっかり説明されています。
仕訳と理論を同時に学べるテキストは実はなかなかないので、お勧めできるポイントかと。
カラーで図解も豊富なので、初学者でもじっくり取り組めます。


管理会計
私は管理会計関係については、財務会計ほどは深くは勉強しておりませんが、1冊だけお勧めを挙げるとするとこちらでしょうか。
専修大学の櫻井通晴先生の「管理会計」第6版です。

管理会計〔第六版〕

管理会計〔第六版〕

前半が管理会計全般の基礎理論で、後半は個別理論を具体的な企業の名前を挙げたうえで実例を詳しく説明しております。章末に参考文献もまとめられているので、発展した学習も可能です。
私が通読したのは第5版だったのですが、さらにアップデートされてますね。

これも約900ページありますが、1冊で管理会計のかなりの部分の基礎が学べる基本書はなかなかありません。おすすめです。


③税法編
租税法の基本書といえば金子宏「租税法」が鉄板ですが、これは百科事典みたいなもので通読するのはなかなか厳しいです。清永「税法」は簡潔過ぎて最初の基本書にはつらい。谷口「税法基本講義」は年明けに第5版がでる・・ということで悩みましたが、こちらを。

スタートアップ租税法―租税法学習の道しるべ

スタートアップ租税法―租税法学習の道しるべ

酒井克彦教授の「スタートアップ租税法」第3版です。

所得税法人税相続税・・などの租税実体法のかんたんな仕組みから、租税法律主義って何からはじまってレベルアップのコラムで代表的な判例も交えつつ応用の入口まで解説しています。


④経済学編
ネットには経済評論家とか、あるいは大学教授でも経済に関して怪しい言説を述べる方がゴロゴロいます。彼ら彼女らにも生活があって、売れないと食えないわけですから顧客に向けて盛った話をするのはいたしかたありませんが、それに惑わされる必要はありません。

そんなのを読むのは時間の無駄ですので・・
経済学の基本書を1冊だけなら、やはりマンキューを。

マンキュー入門経済学 (第2版)

マンキュー入門経済学 (第2版)

某イケメン経済学者いわく、マンキューを読み返すと今でも新しい発見(気付き)を得られることもあるとか。
世界中で使われている教科書で、繰り返し読む価値があると思われます。


ミクロ経済学
経済学にもいろいろな分野がありますけど、私はマクロはぜんぜん知らないので、ミクロ経済学で1冊だけ基本書をあげるならこれ。

ミクロ経済学の力

ミクロ経済学の力

神様ミクロこと、神取先生の「ミクロ経済学の力」です。

価格理論から始まって、後半はゲーム理論と情報の経済学まで。
ミクロ経済学の基本書と言うと、りんごとみかんの抽象的で退屈な話題で挫折してしまった方も多いのでしょうが、本書は日本経済の具体例も交えつつ、文章、数式、グラフで実に面白く読み進められます。


挙げました5冊は、どれもそれなりの厚さがありますし、基本書としいいましても、短時間で読みきれるような本ではありません。
長い時間がとれるお正月休みに、紐解いてじっくり取り組む価値があります。ぜひ。

*1:もちろん、店頭に買いに行っても大きめの本屋さんなら「基本書」ですから、常備しているものと思われます。

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