すらすら日記。

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組織のふわふわした、なんとなくの意思決定のお話。

下位職制のスタッフが起案者となり、順番に決裁権限を持った役職者まで回付されハンコが積み重なっていく稟議書制度は、日本企業で今でも広く使用されているものと思われます。

そこには、「組織はどういう目的をもって、どんな行動を、どのような理由で決定したのか」ということが明確に記載されているという建て前になっています。

しかし、本当の組織の意思決定は、事前の根回しでほぼ決まっていることが多く、稟議はそれを後付けしているだけ、ということも聞きます。

意思決定の真の理由は、稟議書に記載されるのではなく、その根回しの場で口頭ですり合わされた「なんとなく」で決められるとも。

何年かして、決めたことが当初の意図とは異なり失敗、炎上したりして「なんでこんなこと決めたんだ!」となった場合、稟議書を読んでもさっぱりわからない。

そうなると、根回し+口頭でのすり合わせで決められているので、理由はわからないまま。

形式上、決裁権限を持っている方も、既にスタッフからの積み上げで回付されてくるものを正面から否決はしづらい。

こうして、誰がなんの理由で、どういう事を決めたのかよくわからない。

決裁権限者もダメとは言いづらいことはわかっているので、責任を問われにくい。

形もなく、「なんとなく」決められてく。

こんなふわふわした意思決定。日本の企業では、一般的なのでしょうか。



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