時間を掛けて頑張ればいいっていうわけじゃないというお話。
本日のお題はこちら。
- 作者: 安宅和人
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2014/09/01
- メディア: Kindle版
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有名なベストセラービジネス書ですので、もうお読みになった方も多いでしょう。
優れたレビューもネット上にたくさんありますので、内容紹介を繰り返すことはしません(手抜きじゃないよ)。
著者は研究者でもあったので、ビジネスの話ではなく、研究作法の話もちらちら出てきます。
私自身は「知的生産」などという高度なビジネスには携わっておりませんが、少々、研究の真似事的なことはやっておりますので、その辺りを少々。
地方とはいえ、大学院であれば科学的な研究の作法がそれなりに教授してもらえるものかと思っておりましたが・・
実際には、企業内で行われているような「頑張ればできる」「時間を掛けて行えばいい」というような、本書でいうところの「犬の道」のような状態です。
自分で試行錯誤して時間かけて・・・って、企業内での自学自習に限界を感じてアカデミズムの門を叩いたのに、分野は異なるものの、これじゃまた同じことを繰り返しているような。
都会の一流大学院なら違うと言うのでしょうか・・
この本がベストセラーになっているということは、本書の内容がまだ当たり前にはなっておらず、犬の道の方法がはびこっているというのかもしれません。
少しヒントを得られましたので、また考えてみることします。