「じゃあ、お前がやれ」という文化を無くすためには?
読み終わりましたので、良い示唆を得られたところをご紹介します。
仕事の問題地図 ?「で,どこから変える?」進捗しない,ムリ・ムダだらけの働き方
- 作者: 沢渡あまね
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2017/03/08
- メディア: Kindle版
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働き方改革が叫ばれる昨今ですので、どこの職場でも仕事の効率化に取り組もうとしていることかと思います。
でも、いざ具体的な業務改善ということになってもアイデアが出てこない・・
余計な提案をすると、その人がやる羽目になるから、改善して欲しいと思っていてもみんな黙っている・・
「言ったモン負け」と本書の中で名づけていますね。
これは、あるあるですね・・業務改善をしては全部、自分でやることになって。
そして効率化した結果だけは享受しておいて、感謝の言葉も何もない。
私は挫けない人なものですから、それでも地道にコツコツ「余計な提案」をしては新しい仕事に取り組んで自爆していますね。
でも、たいていの人は「じゃあ、お前がやれ」となるのは嫌ですから、アイデアを出そうとはしない。
本書では、この「言ったモン負け」の状態にならないように、次のようなやり方を勧めています。
まず、アイデアはリーダーがいったん預かる。
そして、発案者にやらせるのではなく、業務改善に取り組みたい人を公募する。
その人だけにやらせるのではなく、役割分担を決めて実行させる。
つまり、提案者と実行者を切り分ける、分離するということですね。
これは業務改善の実行だけでは無く、あらゆる仕事に共通するやり方じゃないかな、と。
本書、これだけじゃなく、いろいろヒントが満載です。
こちらの過去ログも合わせて、ぜひ。