許せない奴を糾弾しようとしてかえって・・というお話。
自分の好きな対象であっても、みんなから好意を持たれているとは限りません。
むしろ、多くの人に好かれて人気が出てくれば出てくるほど、いわゆるアンチという方々がどこからともなく湧いてきて、悪口を言い始めたりするものです。
世の中には、わざと斜に構えて、世間から好かれている対象をバッシングすることを生きがいにしている方も。
そんな時、その対象に愛着を抱いている方としては、そのアンチを許せなく思い、「こんな酷いことを言っている奴がいる!」と糾弾して晒したり、そのアンチを直接、非難したり。
その糾弾の「晒し」をすると、その好悪に無関心であった層にまで、自分の好きな対象の悪口が伝わるという思わぬ結果に。
また、アンチを激しい言葉で非難している場面は、傍から見るとアンチの悪口と同レベルに酷いことになってたり。
思うに、許せない奴を見かけても、「そんなのもいるよね」と軽くスル―すれば、その「被害」は広まらないし、怒りが増幅して伝わることもないのではないかと。
とは言うものの、生身の人間としては、好きな対象の悪口を言われると腹も立つわけで、そんなに冷静に対応できないのも事実。
私としては、なるべくそういうアンチが湧いてそうな場所には近寄らない、うっかり視界に入ってきても読まないで目を逸らす、ということにしています。
感情をコントロールするのは難しいですが、目線は移動させることは可能です。
それが、心の平安のためですから。