「普通の人々」を薙ぎ倒し進む、優秀な方が辿りつく先には。
能力に優れた方は、問題にぶち当たっても、それを自ら解決し乗り越えていくことができます。
問題解決の成功体験を積むとさらにそれが自信となり、また向上していくという前向きなサイクルがまわっていくことに。
そういう優秀な方でも、大多数の「普通の人々」に対し、自分とは異なり、そんなに易々とは前に進めないということを理解している場合もあります。
でも、観察する限りにおいては、優秀な方というのは「できる」ことが当然であり、「できない」ということがどんな状態であるのか、本当のところではわからないようです。
能力に優れた方は、その優秀さ、加えて不断に努力していることも合わせて、高い自尊心を持っているでしょう。
一方、普通の人々であっても、独立した一人ひとりの人間である以上は、それなりの自尊心を持っていることに変わりはありません。
優秀な方は、時に、その普通の人々の自尊心に配慮せず、こんなことを言うことも。
「なぜ、こんな簡単なことができないんだ」
「理解してからやるのが当然だ。意味もわからずやるな」
「お前の意見は間違っている。俺が正しい、今までの実績を比べてみろ」
ここまで極端ではないかもしれませんが、優秀な方は、普通の人々の自尊心を無意識のうちに薙ぎ倒して事を進めてしまうことが多いものと思われます。
傷つけられた普通の人々が倒れ込むのを後にして、優秀な方はただ独り進むのでしょうか。
その先に、誰かの賞賛や拍手は、あるのでしょうか。