捨てられない人は、変われない。
職場で古くなっている書類のファイルを整理しております。
出てくる出てくる・・平成に入ってからもう30年近く経つのに、昭和時代のB5サイズの手書きの書類。
平成ひとけた代の、何に使われていたのか定かではない契約書の写し。
もう経営破綻してしまって存在しない銀行が、まだ健在であった頃に差し入れられた契約書類のコピー。
その書類はいろいろな理由で保存しておかれたのでしょう。
「何かあった時に使うかもしれない」
「念のために契約書はコピーを取っておこう」
しかし、「何か」は起きず、「念のため」にとっておかれた書類は、誰にも顧みられることも無く、外が暑い日でもひんやりする書庫で眠ったまま。
捨てることには勇気が要ります。
そして、これを取っておくことに意味があるかないか、考えて判断しなきゃなりませんから。
現状のまま変化することを望まない人は、思考停止して「捨てない」ことを選び、コピーのコピーを綴じたファイルを積み上げて束の間の安心を得られたのでしょうか。
変われなかった人々は去り、私は古い書類の前で立ち尽くしております。