すらすら日記。

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入門書の持つべき特性を備えた、楽しい法学入門書のおすすめ。

本日のお題はこちら。

キヨミズ准教授の法学入門 (星海社新書)

キヨミズ准教授の法学入門 (星海社新書)


法学に限らず、入門書というものはその分野にある程度興味関心があるからこそ手に取るわけですが・・

あまりに簡単にし過ぎていい加減な記述になってしまったり、

ページ数を凝縮しようとして文章を詰め過ぎて意味不明になってしまったりも。


本書は、そんな出来の良くない入門書とは異なり・・

社会科学のなかの政治学・経済学・社会学・法学のそれぞれの視点・役割や、

六法といわれる憲法民法・刑法などがそれぞれどんな法律なのかというさわり、

古代ローマからの法学の歴史と大陸法英米法の特徴とか。

小説仕立てのストーリーで面白く解説して楽しく読むことができました。

何よりも、巻末に紹介されている「次に読むべき本」を読んでみよう、法学をもっと勉強してみようという気にさせてくれました。

「次も読んでみよう」という気持ちにさせてくれる、これが優れた入門書の特性ではないかと。


私も税法というこれも法学の一分野の勉強をしておりますが、法学部出身でも無く、体系的に法学を学んだことはありません。

最近、税法の勉強が少々詰まっておりまして、視点を切り替えるためにいろいろ読んでおりましたが、これはおすすめです。

高校生でも読める入門書です。

他分野の社会人の方もぜひ。


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