すらすら日記。

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「努力はしないけど、バカにされたくない」という人々の問題は解決できるか?

本日のお題はこちら。

ヒルビリー・エレジー?アメリカの繁栄から取り残された白人たち?

ヒルビリー・エレジー?アメリカの繁栄から取り残された白人たち?

そこで支持を得たことがトランプ大統領誕生の原因となったとされる、米国のラストベルト(錆びついた工業地帯)と呼ばれる白人貧困層の実情を描いております。

白人貧困層の実態は、驚愕すべきものです。


努力して勉強し良い成績を取ることは女々しい

大学へ行く者などめったにおらず、高校卒業もわずか2割。

薬物と暴力が蔓延・・

悪いことはオバマのせい、移民のせい、中国が仕事を奪ったせい。

努力はしないが、バカにされたくない。


著者は、オハイオ州ミドルタウンにヒルビリー(田舎者)として生まれますが、著者だけは、海兵隊に志願して4年間勤務することで「努力すれば運命は変えられる」ことを知り、州立大学からイェール法科大学院へ進んで弁護士となります。

これは例外中の例外で、多くのヒルビリーは、そこから抜け出すことができず・・親から子へと貧困と無知が連鎖。

あくまで本書は著者の個人的な回想録ですので、「どうしたら解決できるのか」ということは書かれておりません。

ワシントンの政治家が法律と制度を整備すれば、変えられるものではない、とだけ言っておりました。

これは、米国での話ですが、日本でも貧困層は貧困のまま親から子へと連鎖していくと聞きます。

これ以上、社会が分断されてしまわないために、何をしたらよいのか。

私にもはっきりとしたことはわかりませんが、考えてみようかと思います。


こちらに引用をまとめております。

同じく米国の白人貧困層の実態と、トランプ支持の理由についてはこちらもどうぞ。



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