すらすら日記。

すらすら☆

チラシの裏

「お前の説明の仕方が悪いからだ」という無敵の人を作らないために。

誰でも、「意味がわからない」仕事をすることは苦痛なものです。仕事をスタッフに指示する時は、ただ「この数字を集計して」とだけではなく、「この数字を集計しててください。税務申告のこの部分に使います。」というように、その作業が全体のどの部分にあ…

仕事が進まない、現代の寓話。

仕事の進め方について、会議をしました。 進む方向を、「北に行くか」「東に行くか」「西に行くか」と案を出し合って、話し合いをしました。 議論の結果、「北の方向に進もう。途中、2日目まで進んだところでもう1回集合して進捗を確認しよう」ということで…

「楽しいトンデモ」を防げるのか?

なぜ人々はトンデモに騙されてしまうのでしょうか? 実務色が濃く、間違った意見が通りにくいと思われていた税務や会計の世界でも、我らがトンデモ名誉教授氏などが活躍(?)しており、元日弁連会長や著名な反貧困活動家などが次々に引っ掛かっております。…

「不足している方」も尊重されるためには。

仕事をしていると、 「なんでこんな簡単なこともできないのか?」 「なんでこんな基礎的な業務知識もないのか?」 そう思うことがしばしばあります。 それでも、典型的な日本企業である某弊社では、仕事ができないからといって、いきなり降格になったり解雇…

同じ回り道を繰り返す必要は・・

若い学生さんが何やらやらかしたようです。 あちらは「虚偽」という悪質なことをやっているので問題外として、私の身近(職場で無いところ)でも自己評価過大気味な若者と接しているので、今回のことを見ていろいろ考えておりました。 お節介なおじさんとし…

会計税務専門職へエントリーしたいならば・・

自らの能力への確信を持ち、夢を語るのは若さゆえの特権なのかもしれませんが、会計・税務、租税法の世界には議論の前提となっている基礎知識や約束事がいろいろあり、それを踏まずにいきなり自己を語ろうとしても空回りするだけではないかと。 私はこの会計…

「承認」とその先には。

誰しも一人では生きていけないので、他者からの「承認」を求めています。 学生時代は、「勉強ができる」ということで先生からは褒められ、同級生や後輩からは尊敬されてて「自分はできる子」としてちょっとした全能感に浸っていた方が、さらに上の学校に行っ…

人はそう簡単には変わりません。

今日は夏休みが終わって久しぶりの出勤でした。 たかだか1週間、9連休でしたが、自分自身は休み中にはいろいろ読んで書いて考えました。 でも、周りは休みに入る前となんら変化していませんでした。 今日チェックに回ってきた書類、税務関係でしたが、これは…

朝三暮四の錯覚と社会保障とか。

朝三つ・夕方四つでも、朝四つ・夕方三つでも、猿がもらえるどんぐりの数は変わりません。 朝三暮四(ちょうさんぼし) - 語源由来辞典「貧困なのは努力不足」という観念を持っている方でも、不運にも貧困に落ち込めば社会保障で無差別に給付を受けられる社…

仕事に必要な知識を教えるのは、誰?

何の仕事でも、その業界特有の知識が必要です。 金融業界に身を置くならば、 ETFやREITといった金融商品の仕組み、 スワップや先物の役割と機能など、 当然に知っていなければなりません。また、会社法や金融商品取引法の基礎的な知識、 会計基準や税…

わからないことは、先生に聞こう。

最近は無くなりましたが、 ツイッターで意識の高い議論()をしていると 「それってどういうこと?教えて教えて!」という クレクレ君から@が飛んでくることもありました。独学で書籍だけで勉強していると その分野では「当たり前」の事柄であっても 意味が…

量が少なくても、仕事は一人じゃできません。

簿記会計の技術は水泳や自転車と似て、 ある程度練習すれば誰でもできるようになります。しかし、今まで簿記とは無縁の会社員人生を送ってきた方に、 何の引継ぎも無く、まわりに誰も聞く人がいない状況で いきなり仕訳をきれ、と言われてできるものではあり…

「次」は、あなたにはありません。

泣き言も文句も言いました。 でも、逃げたことはありません。 だって、逃げたら、後が無い。 たかが仕事でしょう。 あなたがそれをしなくても、結局、私がやらなきゃなりません。 できません、とバンザイしちゃえば勝ちです。 その場限りでは。 でも、誰もあ…

政治的に正しい説得が可能か?

アリとキリギリスの寓話は、勤労と貯蓄の尊さを説くものではないかと思います。 教訓めいた話が好きな世代でも、「お前は遊んでばかりで貯蓄もせず愚か者だ」と面罵されれば、どんな性格な方でも怒りを覚えるでしょう。 以下、引用いたします。 「年金はもと…

企業行動と消費者の選択。

さて、本稿は「金融機関と信頼。」の続きとなります。某居酒屋で過労死事件があり、これに義憤を感じた方々が もうその居酒屋を利用しない、ということで 抗議の意思を示そうとしたことがありました。しかし、これはあまり大きな動きとはならず、 その会社の…

専門家の知見を尊重しつつ・・

専門家がその専門的な知見を養うのには、 何年も何年も「その問題」について考え抜き、 同じ分野の専門家との間で積み重ねてきた議論に晒され、 鍛え抜かれて残る・・というプロセスがあるものです。 分野によっては、数十年、数百年の時間と数万人の知識と…

それを、選ぶからには。

今日の市場経済においては、お金を出してある商品を購入することは誰にも強制されません。自分が払ってもよい、と考える値段で、欲しいものを買えばいいわけです。政治の世界でも、どの候補者に投票するかは自由です。 その結果として、議員が立法する法律に…

あなたには、まわってこない。

「財政が苦しいなら、大企業への課税を強化すればいいんだ!」共産党や社民党、市民活動をされている方は、 よくそのように主張されます。この主張は、大企業が黙って増税を受け入れ、 増税分だけ当期純利益が減少することを甘受する ということを前提にして…

正しい理屈は、無力かもしれないれど。

正しい理屈で論理的に議論をすれば他者を説得できる、 というのはとても大きな勘違いではないか。 最近、そう感じています。トヨタなど、輸出がメインである大企業が 消費税法の輸出免税の仕組みにより 巨額の税金還付を受けている!けしからん!!と 「輸出…

勉強不足とは。。

学校を卒業して社会人になっても、 勉強は一生続けなきゃなりません。 特に、会計税務のように改正が激しく、 動き続けている職務を持っている場合は・・知らないことに当たると、「勉強不足なので・・」と 言い訳をきかされることがしばしば、あります。 こ…

自らの墓を掘り続けると。

「今までのやり方」の執着する思考停止な方は、 ある意味、合理的に行動しているとも言えます。 業務が効率化して人員が余剰になれば、 自らがその職場から追い出されてしまう可能性もあるからです。非効率を温存することにより、自分の立場を守る。 無意識…

労働生産性が低下する現場を。

GDPを成長させるには 地道に労働生産性を上げるしかないと聞きます。 やはりここにも魔法の杖は無く、 小さいことの積み重ねだとも。財務報告の作業は年4回あります。 毎年のように会計基準や税制の改正がありますし、 かなりの準備をして決算に臨みます。…

それなりの正義。

市役所や銀行の窓口など、 世の様々な不特定多数が訪れる場所にも、 順番を守って並ぶなど、一定のルールがあります。 また、決められた書類に記入するなど手順を踏まないと 要望が遂げられものです。しかし、時々こういう場所で 「自らの一方的な正義」を振…

前から知ってたの?

ここ1〜2年で新しく知るようになった知識として 金融政策と宇宙論があります。金融政策の方は本業とも少しは関連がありますが、 宇宙論の方は完全に趣味の世界でして 10年以上前に書かれた本から最近のまで たぶん30冊か40冊くらいは読んだでしょうか。ビッ…

一人では弱いから。

最近、ノマドという働き方が礼賛される一方で、 社畜という言葉に代表されるように 大企業に勤めてしかも正社員であることが、 派遣社員や若手の犠牲の上で成り立っていることも 相まって、何か恥ずべき立場であるかのように 思われている風潮を感じておりま…

無茶しやがって。。

読書とは自分の考えを確認する行為に過ぎないので意味が無い、などと昔の偉い哲学者が言ったとか言わなかったとか。自分の興味のある本ばかり読んでいると、得てして 既に知っていることを確認する行為になっていまいます。 これは分野毎の偏りもそうですし…

どう切り取る?

リスク管理をめぐる問題にしばらく頭を悩ましておりましたが、 この違和感と頭の混乱の原因は 財務報告とリスク管理はまた別物であるにもかかわらず 自分の認識の視線が財務報告側に偏り過ぎているためではないか、 と考えるに至りました。財務報告は会社の…

ゆっくり睡眠したい。

話題の休眠預金ですが、業界的には「睡眠預金」と称します。この騒動を見るに、世の中には一定数、 金融業界に対し理由の無い偏見を持ち、 これを叩くことで自らの正義感を満たそうという 方々が(まだまだ)いるんだなあ、と感じております。金融リテラシー…

抑制的に。

ちょっと気になる発表がちらりと。平成24年以降の公認会計士試験合格者数のあり方について公認会計士試験の合格者を「より一層抑制的に運用」だそうです。 つまり、減らすということですか。その理由として、試験の「合格者の活動領域の拡大が進んでいない」…

いつまで悩む?

幼児のころは、誰しも自分が世界の中心にいるように感じ、 何もかも思いのままになる万能感を持っていると聞きます。しかし、少しづつ成長するにつれ、自分は決して特別な存在ではなく、 世界は思いのままにはならないと知るようになるとも。大人になる、っ…

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