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すらすら日記。

すらすら☆

粉飾決算の典型的手法と監査の限界について。

東芝の粉飾決算などをとりあげた「会計士は見た!」の著者、前川公認会計士の新しい本が出ておりましたので、「なぜ、監査で粉飾を見つけるのが難しいのか?」ということを少々。事件は帳簿で起きている作者: 前川修満出版社/メーカー: ベストセラーズ発売日…

長期的な金利低下傾向が銀行収益に与えた影響と今後について。

「証券アナリストジャーナル」10月号に掲載されていた植田和男教授「マイナス金利政策の採用とその効果」を興味深く読みましたので、そのうち、金利低下と銀行経営に関する部分を引用し、少々解説したいと思います。目次だけこちらで参照できますね。 www.sa…

大部分は「どこかで読んだ話・誰かから聞いた話」の繰り返しだけど。

時に暴力を伴う過激な政治活動に没入する青年活動家の言葉として、「本なんか読むと、自分の中の信念が損なわれるからいっさい読まない。それよりも行動だ」という趣旨の話を読んだことがあります。青年活動家による「読書という行為」への批判は、元から自…

再び、本を読むことについて。(積読の発生原因など。)

公共図書館や大学図書館では、図書整理期間や長期休暇の際、いつもより多め・長めに本を借りられることがあります。そこで、ふだんは読めないような量を一気に借りてきたのですが。結局、ほとんど読みませんでした。その間、読書が止まっていたわけでは無い…

部下を信頼して「仕事を任せている」状態について。

よく、「部下を信頼して仕事を任せることが、その部下の成長に繋がる。やり方を一から十まで全部指示したり、途中で口を出したり、ましてやできないからといって仕事を取り上げてしまってはいけない」という旨の意見が聞かれます。これは、多くの場合、当た…

表面の綺麗事と、内心の本音の出現頻度について。

誰しも、他者からは「善良な人間である」と評価されたいと願っていることと思います。そう思われていた方が、敵も作らず、安全ですから。そのため、思ったことをそのまま発言するのではなく、本音は内心に秘めたまま、綺麗事・建て前論を並べてしまうことに…

「国家の選良」との一瞬の交錯とその後の運命について。

最近、その言い方を耳にすることも減りましたが、国会議員は「国家・国民の選良」とも呼ばれることがあります。 国民の選挙で選ばれるわけですから、「選」はわかりますが「良」であるかどうかは評価する人の価値観によりけりなので、なんとも言えません。 …

銀行での金融商品購入の前に知っておきたい「あっせん委員会」の仕組みなど。

高齢者等の知識不足につけ込んだPCデポによる組織的とも言える「情弱商売」への批判が高まっております。 関連して、同じく「情弱商売」であるとして、銀行の投資信託販売も批判されており、こちらについて「苦情を言っても銀行側は知らぬ存ぜぬで、損失を…

秘密を知っているということについて。

人の知らない秘密を握っているという感覚は、自分があたかも選ばれた人間であるかのような優越感をもたらすと聞きます。事実、秘密を握って「情報の出し方」をコントロールし、人々を翻弄することで権力を行使している人物は多いと思われますので。会社組織…

マニュアル化と人工知能は、職人芸経理おじさんを駆逐するか?

私が企業会計実務の世界に入ってきた頃、経理の仕事はいわば「職人芸」でした。その後、西武の有価証券報告書虚偽記載、ライブドア事件など、数々の企業不祥事の度に、法令による規制や証券取引所の自主ルールが整備されていき、経験と勘に頼っていた経理業…

父が娘に語るマイナス金利。

先日、日本銀行の黒田総裁が訪米した際、「マイナス金利拡大の可能性もある」と述べたことがTVで報道されていました。そのニュースを聞いて、父(すらたろう。銀行員)、母(専業主婦)、娘1(もう大人)、娘2(中学生)の会話です。*1 母「やだー。」娘2…

悪い噂ばかり持って来る方への対処について。

世の中には、噂話が生きがいのような方がおります。良い噂ならばまだ良いのですが、人の悪口や不幸な話を聞きつけ、それをまた誰かに広めることを日々の楽しみにしているような人物も観察されます。「Xさんが職場で上役のYからいじめを受けて辞めちゃったん…

張り付いた怒り・不平・不満の仮面を剥がそうとするのは。

職場は「仕事」をするために集まっているわけで、黙って仕事だけしていればいい、というのは一見、正しいようにみえて実は効率が悪いそうです。聞くところによりますと、もくもくと一人で作業しているよりも、雑談しながら進めた方がはるかにスムーズに仕事…

「苦しい」サインを示している方がいたら。

小中学生~高校生くらいまでは、家族と学校の人間関係がほぼすべてであり、そこのコミュニティに受け入れられない・つまはじきされると非常に苦しい思いをすると聞きます。特に、学校の友人関係の同調圧力とかすさまじいもので、そこでは「みんなと同じ」じ…

何かに捉われている生き方について。

SNSを見ていますと、他者の学歴や年収が気になって、来る日も来る日もその話題から離れられない方もおります。あるいは、好ましくないと思っている政治党派の悪口ばかり繰り返している方。また、延々と自分の好きなアイドルの女の子の話ばかりしている方もお…

世の不幸は、「選択して」受けとめています。

世の中では、今日もどこかで心無い言葉で傷付けられたり、酷い運命にあって怪我をしたり、はたまた不運にも若くして死んでしまったりする方がいます。TVではそんな「かわいそうな出来事」をわざわざ盛り上げる効果音楽までくっつけて、繰り返し流してきます…

いつも、誰かと比べている。

違う職業の方や、違う街に住んでいる方を「楽しそうな仕事でいいなあ」「面白いイベントがたくさんあっていいなあ」と羨むこともあります。「他人の芝生は青く見える」って、よく聞きますからね。特に、ちょっとだけ手を伸ばせば届きそうな距離にいるところ…

「詰められないおじさん」は、社内では無敵の人ですが。

「詰める」という文化は、金融業独特なのでしょうか。詰める、とは、手数料収入などの営業目標が未達成の担当者に対し、上司・先輩が・・「あと見込客はどのくらいあるのか」「明日の見込みはいくらで、明後日はどのくらいなのか」「足りない分は、どの客層…

地方で、このまま茹でガエルになるか。

夏休み中にずいぶん本を読みましたので、少しづつ。地域再生の失敗学 (光文社新書)作者: 飯田泰之,木下斉,川崎一泰,入山章栄,林直樹,熊谷俊人出版社/メーカー: 光文社発売日: 2016/05/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る私は地方都市住…

働かないダメおじさんは、若い方々に何を伝えたら。

あまり時事的な話に突っ込んだことは言わないのですが、解雇規制と貧困の話が話題になっておりましたので、今日は少しだけ。いまどき、珍しい部類に入るのかもしれませんが、身の回りには「働かないダメおじさん」がたくさんいます。会社自体が、規制に守ら…

他者との適正な距離感を取るためには。

話題の芥川賞受賞作、「コンビニ人間」を読み終えました。コンビニ人間 (文春e-book)作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/07/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る既に多くの書評・レビューが書かれておりますし、まだお読み…

カモネギにならないように、家族で「お金の話」をしよう。

いまだに、家族同士でお金の話をしないという家庭もあるのかもしれません。給与は銀行口座に毎月、自動的に振り込まれ、父母が働いていること、収入との結びつきが子どもたちにはよくわからないことも。毎月の給与、夏冬の賞与がどのくらいの金額なのか、年…

税法を無料で学べる税務大学校講本のおすすめ。(2016年版)

ネットには親切な方というかおせっかいな方がたくさんいまして、いろいろな分野についての解説記事がUPされており、無料でいくらでも読むことできます。でも、web記事は断片的で、法制度改正の改定にはおいついていないこともしばしばです。特に、私が専門と…

文章を書くことについて。

前回の「本を読むことについて。」で書きましたとおり、いつも、何か読んでいます。本や雑誌だけじゃなく、ネットに書き込まれた誰かの言葉も。読めば、何か感じて、考えるわけです。そこで、自分が考えられたについて、また誰かに伝えてみたいと思うわけで…

本を読むことについて。

私にとって「本を読むこと」は習慣というか、日常の一部になっているので、趣味なのかと聞かれれば「違う」と答えるかもしれません。特に、体系立てて読んでいるわけでもなく、ジャンルとしては会計・金融・経済学・税法歴史などの固いものから、ライトノベ…

誰かの立場を忖度して現実を捻じ曲げるという配慮の苦しみについて。

某メガバンクのシステム更改がスケジュール通り進んでいないのか、「完了」した後に何か別の作業を行うという、いったい「完了」とは何のことなのか疑問をぶつけたくなる画像を見かけました。おそらく、現実には上手く進捗していないのだが、それを正直に告…

会計不正は偉い人だけでは完結せず、実行者がいるというお話。

本日のお題はこちら。内部告発の時代 (平凡社新書813)作者: 深町隆,山口義正出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2016/08/02メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る本書はオリンパスの粉飾決算を内部告発した方と、それをFACTAに持ちこんだ記者による手記…

Kindle定額読み放題サービスおすすめの10冊。(金融・会計・経済学編)

追記(8月13日):ラインナップが入れ替わっていたので読み放題対象外となった書籍を削除いたしました。 逐次、入れ替わりしているようですのでご利用の際はご注意ください。いよいよkindleの定額読み放題サービス(月額980円)が本日から始まりました。 最…

地銀を考えるためのブックガイド。

最近、地方の人口急減による衰退の様子がいよいよ現実のものとなったことと、マイナス金利下で資金運用が極めて困難になっていることも合わせ、地域に密着して経営を行っている地方銀行について関心が集まっています。ウェブで見かける記事の中には・・ もっ…

社会の中に「ここから先は弱い。」という線を引くという手段ではなく。

「税金は金持ちから取れ!」という声は、今でも広く賛成意見を集めるようです。ただし、この金持ちという定義は人によりバラバラで、どうやら皆、「自分よりちょっと収入が多いか、自分より少し資産を多く保有している人たち」のことを指しているらしく。年…

試験紙としての、嘘で生計を立てる人々について。

世の中には一定数、「嘘、あるいは嘘と事実を混ぜ合わせた曖昧な情報を連続して流すこと」により生計を立ててている人々がいます。その方々は、ジャーナリスト、評論家、著述業などという肩書を名乗っていることが多いですね。時々、嘘を暴かれてこっぴどく…

ヘリコプターからお金をばらまけば、政府の利払い負担をゼロにできる?

最近、「政府の財政支出に必要な資金を国債発行ではなく、直接、中央銀行の資金でファイナンスすることで需要を拡大し、デフレから脱出する」=ヘリコプター・マネーというのが話題になっております。これは、もともとはフリードマンが1969年に発表した「ヘ…

企業体質という正体不明な言葉だけで終わらせない。

本日のお題はこちら。東芝 粉飾の原点作者: 小笠原啓出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2016/07/19メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る粉飾決算などの企業不祥事が起きると、しばしば次のような論評が聞こえてきます。「悪しき企業体質の結果」「…

「嫌いな感情」をわざわざ伝達してくれる親切な人について。

感情を持っている人間ならば、誰でも好きな対象と嫌いな対象があるでしょう。人によっては、それを心の中だけに留めておく方もいれば、誰かに会うたびに「これが好き!」「あいつが嫌い!」ということを話し続ける方もいると思われます。私も個人的に嫌いだ…

嫌な人間を一人残らず除けば、良い社会になる?

私はどちらかといいますと経済的自由を重視する方なので、経済右派に分類されるのかもしれません。でも、貧困・格差の問題にも関心がありまして、その分野についてもいろいろな本を読んできました。貧困に落ち込む契機として、たいていの場合、職場の人間関…

無料公開資料:国会図書館「憲法の論点」を読む。

昨今、憲法の問題が話題で、ネットにも雑誌にも多数の記事が出ておりますし、単行本もいろいろ出版されております。でも、その多くは最初から絶対に護憲・改憲の結論が決まっている党派性が露わなものも多く、中立公正にこの問題を考えてみようとしてもなか…

日曜日の駅前で叫ぶ初老の人々の来歴についての個人的な空想。

日曜日でも人通りが多いとは言えない地方都市に住んでおります。そんな駅前の通りでも時々、大きな音量で叫んでいる方々がおります。「戦争反対!」「原発反対!」などと叫んでいるようです。その方々は、年の頃は60代後半から70代前半くらいでしょうか。男…

銀行の投資信託販売を複式簿記で示してみる。

本日のお題はこちら。難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!作者: 山崎元,大橋弘祐出版社/メーカー: 文響社発売日: 2015/11/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る最初の部分から引用いたします。 お…

働く人は誰にでも「ライフ」があって、ワークとのバランスをとるべきというお話。

本日のお題はこちら。労働時間革命 残業削減で業績向上! その仕組みが分かる作者: 小室淑恵出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2016/03/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る某弊社でも、昔は体力勝負の長時間労働・夜討ち朝駆けが当然で…

アリの社会を見て、人間社会を顧みてみると・・

本日のお題はこちら。働くアリに幸せを 存続と滅びの組織論作者: 長谷川英祐出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/10/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る かなりの部分の生き物は産み落とされたら親に世話をしてもらえるわけではなく、たった一…

ベテランになっても、職務能力のアップデートをしていないと・・

本日のお題はこちら。人事コンサルタントが教える ローパフォーマー対応作者: 秋本暢哉出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2016/03/10メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見るそれなりの規模の会社になりますと、社内に…

コミュニケーション能力の相互の方向性についてのお話。

組織で働く者は、仕事を円滑にこなすためには、業務知識に精通しているだけではなく、いろいろな利害関係者とコミュニケーションを図れる能力が必須であると聞きます。さて、そんなことで日々スタッフや上司とどうやって意思の疎通を図ればいいのか、試行錯…

世界は「幼年期の終わり」に差し掛かっている?

本日のお題はこちら。増補版 なぜ今、私たちは未来をこれほど不安に感じるのか?――日本人が知らない本当の世界経済の授業作者: 松村嘉浩出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2016/05/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る著者が金融業界出身…

銀行が日本国債を担保に入れてドル資金調達する仕訳について。

こんな記事が出ていましたので、少々会計のお話を。 www.nikkei.com会員限定記事ですので、かいつまんで要約しますと、銀行が外貨を調達するために一定額の日本国債を保有し続けなければならないので、売るに売れない・・というお話ですね。これを市販本であ…

税実務における会計と法学の埋められない思考の差異について。

本日のお題はこちら。税務判例が読めるようになる―リーガルマインド基礎講座・実践編作者: 木山泰嗣出版社/メーカー: 大蔵財務協会発売日: 2015/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る税法も法律ですから、その解釈には法学の作法が必要なはず・・で…

上司の命令を聞かない組織についてのお話。

「業務命令に反すれば就業規則違反で処罰される」というのが社内ルールに書いてあるのでしょうが、どこの職場でも、仕事上の指示を無視したり、サボタージュしたりする方が散見されるのではないでしょうか。もちろん、いくら上司の命令であっても、法令等に…

あなたの職務能力を時価評価したら、どのくらいの価値がありますか?

本日のお題はこちら。先輩が部下になったら ―「定年65歳時代」のチームマネジメント作者: 門脇竜一出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2016/02/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る某弊社も免許制規制業種の常と…

少しの差異よりも、少しの共通点を。

妻が見たいと言うので、こちらを購入してきました。このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS)作者: 魔夜峰央出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2015/12/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見るえーっと、埼玉って東…

本当に命令しているのは、誰?

いろいろな部署を異動して、いろいろな上司・同僚・部下と一緒に仕事をしてきました。職場には、新卒で入社してずっと勤め続けている正社員だけじゃなく、定年後再雇用のおじいちゃん、転職して中途入社の方々、派遣社員やパートタイムの嘱託、などいろいろ…

職場でプライベートな話をしますか?

本日のお題はこちら。エリートに負けない仕事術作者: ずんずん出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2016/05/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るいわゆるビジネス書はほとんど読まなくなってしまったのですが、Twitterでよくお見かけするずんずん…

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