すらすら日記。

すらすら☆

「教科書が読めない人々」の運命について。

本日のお題はこちら。AI vs. 教科書が読めない子どもたち作者: 新井紀子出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/02/02メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る「ロボットは東大に入れるか」と名づけた人工知能プロジェクトを主催している…

「マンガでわかる統計学入門」のおすすめ。

マンガでわかる統計学入門作者: 滝川好夫出版社/メーカー: 新星出版社発売日: 2016/07/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る統計のスキルを身につけたいというニーズは多くの人に共有されていると思いますが。統計学入門というテキストを買っては…

金融に対する「常識」という無理解について。

先日発売された落合陽一氏の新著「日本再興戦略」のこの一節が引用され、金融界隈の間で話題になっておりました。日本再興戦略 (NewsPicks Book)作者: 落合陽一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/01/30メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見…

「やらかした」人の処遇が形成する空気について。

営業現場で顧客とトラブルを起こしたり、案件をぜんぜん捌ききれなくて業務が滞ってしまったり。あるいは、上司や同僚と感情的な軋轢を起こしてしまったり。若くして、「やらかしてしまう」人はどこの職場にもいるのでしょう。自ら辞職しない限り、その程度…

数式なしでファイナンスを理解!という罠の次へ。

本日のお題はこちら。ファイナンス理論全史――儲けの法則と相場の本質作者: 田渕直也出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2017/12/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る面白そうだけど難しい、仕事で必要があるけどいきなり難しい教科書は無理…

京都銀行の政策投資株式の凄まじさについて。

地方銀行は、地元の企業の株式を長期的な取引関係を維持構築するために保有しています。 いわゆる、政策投資株式というものですね。 京都には、任天堂、日本電産、京セラ、村田製作所、オムロンなど京都発の世界的優良上場企業が多数あり、京都銀行はその株…

会ったこともない他者への憎しみについて。

世間のある部分から嫌われる業種に勤めています。金融です。また、今日もSNSで銀行に対する呪詛の言葉を目にしました。金融業へのいつもどおりのテンプレートでしたので、事実誤認や知識不足に対する指摘などせず、スルーしておきましたが。ときに、その人は…

メタップス 四半期レビュー報告書を読む。

提出期限を1か月延長していたメタップスの四半期報告書、2月14日にEDINETで公開されました。EDINET メタップス 四半期報告書四半期報告書は、東京証券取引所で開示される決算短信とは異なり、金融商品取引法による法定開示書類であり、会計監査(レビュー)…

掲げる理想と足元の現実の狭間で。

組織の上に立つ人は、「こうありたい」「こうあるべきだ」という高い理想を掲げて組織を動かそうとします。それに対し、現場で実務をやっているスタッフを預かる中間管理職は、そんなあるべき論と手持ちの戦力でできそうなことのギャップを比べてため息をつ…

得意なことが「何もない」人の生きる方法について。

テクノロジーの発達によって、世界はすっかり変わりつつあるようです。従来の概念でとらえられている「働くこと」では生活の糧を得られなかった人にも平等に機会が広がっている。事実、そういう方法で立ち上がる人々もそれなりの数で目に付くようになりまし…

無料で学べる証券投資理論の講義ノート。

社会人が、独学で新しい分野を学んでいくのはなかなかつらいものです。教科書を読みすすめていても、当然の前提知識などは説明が省かれていることもあり、周りに質問できる人がいないと詰まってしまうことも。こんなとき、指導してくれる教員がいればなあ・…

「誤解を招く表現でした」という謝罪作法について。

「これでいいのか。」投稿を読んだとき、ぎょっとしました。政治的意見は自由であり、何を主張しようともそれはかまいません。 しかし、自分の政治的意見=イデオロギーに沿わない事象に関連したことであれば、直接的には関係のない受験生にまで非難しようと…

善意による包摂よりも、お金で割り切れる関係を。

本日のお題はこちら。人を大切にする経営学講義作者: 坂本光司出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2017/12/22メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る「世界でいちばん大切にしたい会社」シリーズで著名な坂本光司教授による「人を大切にする」経営学…

企業金融の仕組みをやさしく学べるテキスト。

本日のお題はこちら。入門 企業金融論―基礎から学ぶ資金調達の仕組み作者: 中島真志出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2015/02/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る企業金融に関するテキストはいろいろなものが出ております。一般に、コー…

すらすらわかるヤマダ電機の追徴課税のお話。

こんな報道を見かけると、私はいそいそと有価証券報告書などの開示書類を見に行って「どうしてやらかしてしまったか」をあれこれ推測してみるのを趣味にしております。 www.sankei.com報道によりますと、ヤマダ電機の税務申告の誤りの内容は次のようなもので…

無理な残業削減による事故まで段階について。

昨今、「働き方改革」というものに取り組んでいない企業は無いのではないかと思います。働き方改革、それが何を意味するのかは必ずしも定まっておらず、一部では、時間外勤務手当を払いたくない=人件費削減のために「改革」を掲げているところもあるように…

嫉妬という厄介な感情とつきあっていくことについて。

お金持ち。素晴らしい恋人/配偶者がいる。やりがいのある仕事をしている。頭が良くて、一度聞けば理解できる。 人の属性や境遇は、いろいろです。自分が持っていない属性を持つ他者、あるいは自分がその人より劣っている、少ない。羨ましい、と感じるのは、…

スルガ銀行と地銀64行財務指標の比較について。

また文章だけではわかりにくいので、エクセルにまとめました。 スルガ銀行 地銀64行平均 貸出金利回り 3.62% 1.20% 預貸金利ザヤ(国内) 2.38% 0.29% 総資金利ザヤ(国内) 1.58% 0.19% OHR(経費率) 42.6% 68.30% ROE 15.14% 5%前後 貸出金利回り=貸出…

銀行の貸出金利の構成要素について。

文章で書いているだけだと分かりにくいので、エクセルで表してみました。 銀行ローンの金利の構成要素についても、説明の仕方がいろいろありますが・・ 銀行の金利=「貨幣の時間的価値+信用コスト+預金利息+銀行の経費(人件費、物件費、租税公課等)+…

質の良い資本市場を支えているのは。

資本市場とは、企業が事業に必要な資金を調達するために、株式や社債などの証券を発行できる市場、またはその証券を売買するための市場です。具体的には、東京証券取引所などの株式市場のことですね。資本市場は、金融商品取引法や東証規則などの法令・自主…

お金に関する仕事能力の汎用性のようなものについて。

銀行員受難の時代のようです。 www.yomiuri.co.jpいえ、1997年金融危機の前後から銀行倒産は現実のものとなっており、銀行員が安定した職業だというのは昔日の話なのですが。ここ10年ばかり、大きな金融危機が起きていないので、また忘れられているのかもし…

正直さは、ある日から急に始められるのか。

ある日突然、組織のルールが変わります。今までは期末になれば押し込み販売などのその場しのぎの対策や、挙句の果てに伝票操作循環取引までやってで売上を立てていたのに。ある日、不正が明るみに出て経営TOPは追放。でも、大部分の中間管理職は今まで通り。…

「自分がいなくても回る仕組み」の前提条件のお話。

管理職あるいはその業務の中核を担うベテランの大事な仕事は、「自分がいなくても仕事がきちんと回っていく仕組み作りだ」というのはよく聞く話です。ある分野の仕事が、ある特定の人しかできない・属人的な経験と勘で処理されていてブラックボックス化して…

現場を動かす影響システムとしての管理会計について。

本日のお題はこちら。現場が動き出す会計 ―人はなぜ測定されると行動を変えるのか作者: 伊丹敬之,青木康晴出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2018/01/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る会計という世界には大きく2つの種類があると…

好きな作品を応援する「作法」について。

webには無料の情報があふれています。電子でつくられたものは簡単にコピーできますから、作者に無断でオリジナルをコピーし勝手にupしているものも。 コミックやアニメの分野では、そういう違法アップロードが大量に出回っていて問題になっていると聞きます…

「好きなことで生きていく」を支える人々について。

社会は、どんどん変化しているようです。人口減少による日本の国力の衰退とか、AIによって仕事がなくなるとか。「今までのままでは無理だ」、というのは誰しも感じているようです。そのため、何か新しいこと始めようと呼びかける方々も目立っております。会…

通貨発行の簿記会計的なお話。

皆さんが持っている1万円札。製造原価はおよそ20円です。なので、日本銀行は1万円札を刷るたびに、1万円と20円の差額、9980円を「通貨発行益」として得られる・・というお話を聞いたことがあるのではないかと思います。仕訳を考えてみました。日本銀行の1万…

コーポレートファイナンスのおすすめ入門書について。

ファイナンスの本というと何の説明もなしに見慣れない記号を使った数式がドーンと出てきて、理屈もわからず覚えさせられるか、そもそも数式が解けなくて挫折・・ということが多いのではないかと思います。あるいは、数式は読めたものの、現実離れした仮定が…

租税法研究「はじめの一歩」に読むべきテキストについて。

お題箱経由で質問がきましたので、お答えします。 大学で租税法のゼミに入りたいと考えています。租税法を学ぶ上でまずこれは読んでおくべきというものがありましたら教えていただけると嬉しいです。学部3年生でこれから租税法ゼミということであれば・・ま…

巨大企業崩壊の悲劇は、一直線には進まないはず・・

本日のお題はこちら。東芝の悲劇 (幻冬舎単行本)作者: 大鹿靖明出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/09/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る東芝については、「不適切会計」という奇妙な言葉から始まった不正会計に端を発し、原子力事業失敗に…

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