すらすら日記。

すらすら☆

世界はより不平等になっている?

本日のお題はこちら。大不平等――エレファントカーブが予測する未来作者: ブランコ・ミラノヴィッチ出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2017/07/28メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る本の表紙をご覧ください。象が長い鼻を伸ばして持ちあげている…

怒りの感情はどこへいくのかという疑問について。

おとぎ話の中の聖者様ではない、生身の人間は、誰しも何らかの怒りを抱くことがあること思います。でも、その怒りをまったく抑えずに感じたままに言葉に出したり、文章に書きだしたりすると、「あっ、自分はこういう怒りを覚えているのだ」という再確認が起…

「財務会計講義」で挫折しちゃった方でも読めそうな会計入門。

財務会計を学習するための定番の基本書として「財務会計講義」があります。確かに良いテキストなのですが、約500ページとかなりのボリュームがあります。 内容的にも、上場企業等が適用する会計基準がその仕訳例も入れて解説されていますので、初学者が読み…

「経済全般の事を理解する」ための3つの大切なことについて。

「お題箱」経由でご質問が来ましたので、こちらでお答えしてみます。お題 こんばんは。経済全般の事を理解する...経済の事を理解したいと思って、何か本を読んでみようとアマゾンを検索してみます。 そうすると、世界経済全般を読み解くと称する、立派な髭を…

独立起業しつつあるという「幸福な状態」について。

世の中には、会社組織に属している方々に対し、現状に対する不満や、将来に対する漠然とした不安につけ込んで、会社を辞めて独立起業しろと煽ることを職業にしている人物が複数、存在します。煽りに乗って、なんの準備もなく、甘い見通しで独立起業したもの…

犯罪被害者の実名報道の是非について。

本日のお題はこちら。妄信 相模原障害者殺傷事件作者: 朝日新聞取材班出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2017/06/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る事件そのものについて語るのは、私の手に余りますので、ここでは、事件に対するマスコミ…

「味方の選び方」にかかる最後の一線を守ることについて。

世の中には、経済政策のあり方、エネルギー政策、男女の平等、教育への公費投入の程度、移民の是非など、意見が対立する様々な問題があります。昔はマスコミや学識経験者だけがその問題点に関する議論に参加できました。 でも、昨今は市井の人々もSNSやブロ…

合理的に正しい選択をして理想の金融業へ変化できる?

本日のお題はこちら。銀行員大失業時代(小学館新書)作者: 森本紀行出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/08/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るフィンテックの進展で、既存の銀行業務はどんどん自動化・システム化され、多くの銀行員の仕事が…

事実を観察して意見を変えられない人々について。

毎日、社会では多くの出来事がおき、報道機関によって取材されてニュースとなり、人々に伝えられます。報道機関によって論調は異なりますが、同じ新聞社の配信した同じ記事をみても、それを見た人によって漏らす感想は驚くほど異なります。特に、価値観が鋭…

お金を木の葉からじゃなくて「信用」から創り出すお話。

狸が木の葉をお金に変えてしまう昔話を聞かされて、「道端に落ちている木の葉をお金に変えられたらなあ」と空想したことがあるのではないでしょうか。もちろん、これはお伽噺でして、狸ならぬ人の身では木の葉からお金を創り出すことはできません。今日、流…

「やっぱり嫌い」という確認と共有について。

蛇や昆虫など、生理的に嫌いな生き物をわざわざ見に行って「やっぱり嫌い!」ということをする人間はあまりいないのではないかと思います。ところが、嫌いな相手が同じ人間の個人であったり、あるいは人間の集まりである企業組織や政党、大きくは国家だった…

異界に転生して世界とか救っちゃうお話・・ではないけど。

本日のお題はこちら。バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)作者: 前野ウルド浩太郎出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/05/26メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る※内容についてのネタばれを含みます。未読の方はご承知のうえ以下をお読…

匿名の金融資産としての現金は廃止できるのか?

本日のお題はこちら。現金の呪い――紙幣をいつ廃止するか?作者: ケネス・S・ロゴフ出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2017/05/23メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る捜査機関や税務当局は、「お金の流れ」に対して目を光らせております。今…

youtube無料動画で鮮やかな会計理論ROE講義を聴こう!

youtubeで無料で学べる会計理論の講義をご紹介いたします。大阪大学大学院准教授、村宮克彦先生による「理論解説 会計の概要とROE」です。「理論解説」会計の概要とROE(1/2) 「理論解説」会計の概要とROE(2/2) 昨今、大学・研究機関などが配信する無料動…

働くことと、人間の尊厳について。

企業組織内部においても、コンプライアンスが叫ばれる昨今です。建て前としては、どの社員も、人として尊重され公平に扱われなければならない、とされています。ただし、社員も皆、同質なわけでは無く、仕事を与えられても期限を守れない、成果物の品質が低…

「公正な社会」はとても残酷だというお話。

本日のお題はこちら。人生の勝算 (NewsPicks Book)作者: 前田裕二出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2017/06/29メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る「誰でもすぐに生配信が可能な、双方向コミュニケーションの仮想ライブ空間」SHOWROOMの創業者、前…

単純化された嘘と複雑な現実について。

また、消費税の輸出免税の仕組みから発生する還付金について、これを「輸出戻し税」という名称で呼び、トヨタなど輸出大企業が不当に利益を得ているかのようなweb記事タイトルを見かけました。「輸出戻し税」というデマは定期的に出てくるけど消費税の仕入税…

現実的なキャリアの選択肢の選び方について。

本日のお題はこちら。働けるうちは働きたい人のためのキャリアの教科書作者: 木村 勝出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2017/05/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る キャリアを考える本やweb・雑誌記事といいますと「海外の大学院へ進んでM…

自己の選択肢の正しさの確認の方法と程度について。

進学、就職、結婚、転職、独立して自営業になる、離婚する、日本を離れて外国で暮らす。人生には、いろいろな選択の連続であり、岐路においてどちらかを選ぶことを迫られます。後から振り返って、自分の選択肢は正しかったのだろうか、と思うこともあるでし…

正義感が、憎悪と怒りに転換してしまっている人々について。

SNSを眺めていますと、「世界が自分の理想としている姿と異なる」と毎日毎晩、怒っている人々が目に付きます。その人々から見ると、世の中は不正と理不尽に満ちており、為政者は民衆を窮乏に陥らせるために陰謀をめぐらしている、ということになっているよう…

「正しいこと」が伝わらないもどかしい人生について。

本日のお題はこちら。生涯投資家 (文春e-book)作者: 村上世彰出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/06/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る数々の上場企業の株式を取得して、投資家として経営者へ向けて経営改革を迫った村上ファンド代表、村…

個人的な好悪を社会全体に仮託して自由を圧殺しようとする人々について。

人間は群れて暮らしていますが、お互いに他者に踏み込んでこなければ、何をしても自由であるべきではないかと思っております。ただ、それは他者や社会に完全に無関心だ、ということを意味しているわけではありません。直接、私自身に関係がない他者の振る舞…

「正しいこと」の正体について。

会社組織のなかで、自分では「正しいこと」を主張しているつもりなのに、明確な理由もなくその意見を否定され、悔しい思いをしたことがある方は多いのではないかと思います。その「正しいこと」はいわゆる独自の見解ではなく、法令や制度で求められているこ…

「努力はしないけど、バカにされたくない」という人々の問題は解決できるか?

本日のお題はこちら。ヒルビリー・エレジー?アメリカの繁栄から取り残された白人たち?作者: J・D・ヴァンス出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/03/24メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るそこで支持を得たことがトランプ大統領誕生の原因となっ…

定量分析に基づく地域金融機関の将来について。

本日のお題はこちら。地域金融のあしたの探り方―人口減少下での地方創生と地域金融システムのリ・デザインに向けて作者: 大庫直樹出版社/メーカー: 金融財政事情研究会発売日: 2016/03/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る銀行業界は、法令にも…

地銀も前向きな姿勢だけでは食っていけない、というお話。

本日のお題はこちら。ドキュメント 金融庁vs.地銀?生き残る銀行はどこか? (光文社新書)作者: 読売新聞東京本社経済部出版社/メーカー: 光文社発売日: 2017/05/26メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る金融、それも銀行業界は産業の脇役であるはずな…

周囲が許容してくれる範囲で求められる「個性」について。

本日のお題はこちら。クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち (PHP新書)作者: 松崎一葉出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2017/02/10メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る本書の内容の紹介につきましては、Twitterのモーメントをご覧いた…

日本銀行の国債「償却負担」1兆円台という表現について。

日本銀行の2016年度決算が公表されました。その中で、このような報道が目につきました。www.bloomberg.co.jp「1兆円台」という数字と「負担」という言葉でインパクトを狙った見出しですね。概ね正確な記事ですが、少々言葉足らずでミスリードを誘うのではな…

「変えたくない」という頑なさを溶かすためには・・

本日のお題はこちら。抵抗勢力との向き合い方作者: 榊巻亮出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2017/05/16メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る昨今、働き方改革ということで、どこの企業でも、現行の業務フローをで問題になっている部分を改善・改革…

仕事の前後のつながりへの想像力と興味について。

決められた定型的な仕事だけをしているスタッフ階層の方は、自分のしている仕事が全体の中でどの辺りに位置付けられているのか、なかなか見えません。そのため、「言われたことだけ」をこなすことだけに集中してしまう。 自分の前工程の仕事をしている人が、…

社会は、割とつまらないことでできているというお話。

以前、ネットで揶揄されていたような「意識の高い」若者という存在には、実際には遭遇したことはありません。しかし、若手と呼ばれてる世代のスタッフが、こんなことを言いだすことがあります。 「こんなのただの事務じゃないですか!こんなくだらない仕事じ…

社会と会社における世代間格差への感覚について。

高齢者たちは、受け取っている公的年金について、「自分達が現役時代に納付していた年金保険料が積み立てられて、戻ってきている」のだという「感覚」をもっているようです。高齢者たちは、「年金が減らされるかも」という薄っすらとした不安はありつつも、…

捨てられない人は、変われない。

職場で古くなっている書類のファイルを整理しております。出てくる出てくる・・平成に入ってからもう30年近く経つのに、昭和時代のB5サイズの手書きの書類。平成ひとけた代の、何に使われていたのか定かではない契約書の写し。もう経営破綻してしまって存在…

会社での専門研修教育は誰のため?

「大学教育は個人利益なので税金(公費)を投入して無償化するのは望ましくない」という財務省の見解が報道されて話題になっております。jp.reuters.com私は大学教育などの効果については知見がありませんので、こちらの是非について直接の意見は控えたいと…

「同一労働同一賃金」の社会的費用が帰着する先は・・

本日のお題はこちら。同一労働同一賃金の衝撃 「働き方改革」のカギを握る新ルール作者: 山田久出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2017/02/24メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る昨今、「働き方改革」というものが叫ばれておりまして、…

それぞれの限界を見極めたいお話。

「難しくみえる仕事でも、手順を追って教えて訓練すれば誰でもできるようになる」「人間の能力の向上に限界はない」 努力すればできるようになる、という学校教育の影響なのでしょうか。このようなことは広く信じられており、職場でも同じようなことを言われ…

アルバイト・パートスタッフも「アットホームな職場」は求めていないというお話。

本日のお題はこちら。アルバイト・パート[採用・育成]入門作者: 中原淳,パーソルグループ出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2016/10/31メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るどこの職場でも、アルバイト・パートのスタッフなしに仕事が回ら…

その場の状況への「反射」だけで生きていかないように。

関連する専門書をいろいろ読み漁ってもなかなかピンとこなかった事案について、実務で1回経験したら「あっ、そういうことか」と疑問が解けることがあります。理論書を10冊読んだところで、実務を1年こなして得られるものに勝るものはない。これも一面の事実…

「頑張ります。」の方向性の不一致について。

懸命に仕事や学業に取り組んでいるのに、なぜか周りの評価を得られないという人がおります。今まで「やる気がない人だなー」と思われていて、さらに、自分でもそのことを自覚している場合も。そのことに内心、忸怩たる思いを抱き、ある時から「これからは頑…

「わかりません。」で止まってしまう人について。

仕事をしていると、要領を得ず何が聞きたいのかよわからない質問が来たり、誰宛てかわらかず詳細不明な郵便物などが届くことがあります。大企業ですと組織がでかいものですから、顧客や、社内でも業務分担に精通していない営業拠点からこういうのが来ますね…

銀行の資産変換機能について。

当たり前のように利用している銀行の普通預金口座や住宅ローン。実はこれらは銀行という金融仲介機関が存在し、資産の性質を変換する機能を持っているから利用可能になっています。金融に関する池尾教授の「現代の金融入門」に、銀行の資産変換機能について…

どうやって「自分で調べて解決する」能力を身に付けたのか、思い出せないお話。

仕事に必要な知識はとても幅広く、日々どんどん変化していきます。新人や異動してきたばかりの人に、必要な知識を完全な形で教えることは容易ではありません。なので、会社全体で行われる集合研修では最低限の基礎しか教えられず、ほとんどの業務知識は、そ…

言われたことができる、というレベルの希少性について。

管理職の嘆きとして「部下が言われたことしかできない」とかいうのを聞きます。しかし、言われたこと=指示事項をきちんと理解してそのとおりにやりとげる、というのはかなりの能力がなければできない、というのが本当のところではないでしょうか。 かなりの…

新人の銀行員におすすめしたい本5冊。

新人の銀行員に読んで欲しいおすすめ本を5冊紹介したいと思います。ご紹介する本は、日常の仕事に直接、役立つものではありませんが、金融にかかわる社会の仕組みなど、その背景を知ることができれば、単調でつらく思われる仕事の「意義」のようなものも理…

民間銀行は日本銀行からどんな資金を借り入れている?

お題箱にこういうご質問が来ました。 現在、銀行が日銀から準備預金を借りる金利は0.3%ですが、インターバンク市場ではマイナス金利で調達できます。日銀の決算書を見ると日銀貸出の残高が34兆円位あります。なぜ銀行は市場で借りて日銀に返済しないのでし…

権力の源泉としての秘密による支配の持続可能性ついて。

人の知らない秘密を自分だけが知っている。そのことは権力の源泉となります。新しい仕事に取り組む時、全体像を知っているのはいちばん上の上司だけで、スタッフには情報を小出しにして決して全体を見せない。意図して、こういう方法を採る管理職が散見され…

「嫌いの共有化」による仲間意識の確認と正義の行使について。

飲み会などでの嫌な場面として、そこにいない誰かの悪口で盛り上がるというのがあります。こういうところが嫌いだ、と誰かが言うと、それに協調して別の人も悪口を始める。その「嫌い」という感情の共有化で、同じ感性を持つ仲間としての意識も確認できる。…

「じゃあ、お前がやれ」という文化を無くすためには?

読み終わりましたので、良い示唆を得られたところをご紹介します。仕事の問題地図 ?「で,どこから変える?」進捗しない,ムリ・ムダだらけの働き方作者: 沢渡あまね出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2017/03/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを…

「何を勉強したらいいのかわからない」という問いについて。

仕事で詰まっている様子の方から、「何を勉強したらいいのか、誰も教えてくれないのでわかりません」というセリフを聞くことがあります。大学生(学部生)までであれば、「勉強しておくべきこと」についてきっちりと学習のカリキュラムが固められていて、課…

人間だもの、弱いです。そのなかでの管理職の役割とは。

本日のお題はこちら。仕事の問題地図 ?「で,どこから変える?」進捗しない,ムリ・ムダだらけの働き方作者: 沢渡あまね出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2017/03/08メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るまだぜんぶ読み終わっておりませんが、と…

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